東京新聞「海洋放出から29ベクレル検出、高めの数値」の印象操作記事に「海はゴミ箱じゃない」と乗っかる社民党副党首

東京新聞「海洋放出から29ベクレル検出、高めの数値」の印象操作記事に「海はゴミ箱じゃない」と乗っかる社民党副党首

またぞろ、原発処理水で不安・風評被害を煽る東京新聞と社民党のネタである。

社民党の大椿裕子副党首は2024年5月8日、東京新聞の『原発処理水の海洋放出、5回目を完了 海水から29ベクレル検出に東京電力「放出水が少し高めの数値だった」』という記事を引用するかたちで「海は都合の悪いものを捨てられるゴミ箱じゃないんだよ。」とX(twitter)で投稿。

即座に「世界保健機関の飲料水基準である1リットルあたり1万ベクレルより遥かに低い数値である、環境や健康を心配する必要はないことにも留意が必要です。」とコミュニティノートを付けられていた。

まさにその通りで、1リットルあたり29ベクレルなんて全く安全なのである。

その投稿は以下。

5月7日には「1リットル当たり13ベクレルの放射性物質トリチウムを検出したと発表した」と共同通信が記事を書いていて、自民党参議院議員の小野田紀美議員に「風評加害で悪質なんよ」と指摘されたりネットユーザーには「海水から塩分を検出したレベル」とツッコミを受けたばかりだ。

今回の東京新聞の記事では「放出水が少し高めの数値だった」と不安を煽っている。

  • 【東京新聞】原発処理水の海洋放出、5回目を完了 海水から29ベクレル検出に東京電力「放出水が少し高めの数値だった」 2024年5月7日
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/325715

水にはもともと普通にトリチウムが含まれている。
十分に安全なレベルであるにもかかわらず、このタイトルは何だ。悪質な印象操作をはかっているのではないか?

『放出停止を判断する700ベクレルは下回った。』とは書くが世界保健機関(WHO)の飲料水基準(1万ベクレル)は大きく下回っている事実には触れず、ケタの少ない方の数字だけを提示するという内容である。

共同通信ですら1万ベクレルは大きく下回っていたと書いていたのに東京新聞のこの書き様は一体どういうつもりだろうか。

東京新聞の記者はおそらくこう考えているのだろう。
「検出したのは29ベクレルで、少し高めの数値だったのは事実」と。

確かに事実である。しかし、WHOの飲料水基準は1万ベクレル。それよりはるかに下回っている事を書かなかった。これでは情報として不足している。セコイ印象操作である。

しかも1万より700の方が近い数値ですからね、29だってもうちょっとで危なかったのだと暗に言っているのだろう。

こんな変な記事を引用して社民党大椿裕子副党首は「海は都合の悪いものを捨てられるゴミ箱じゃないんだよ。」と、投稿した訳である。

科学的事実を無視した、風評被害を招きかねない悪質な投稿だ。

国政政党の副党首ともあろうものが、こんな投稿をして許されて良いのだろうか?
一体どの国の政党なのか。
(党首の福島みずほはもっと酷いが…)

「安全なら飲んでみろ」と言うSNSユーザーもいるようだが、海水を飲む馬鹿がどこにいる。
こういう輩が、このような党を応援しているのであろう。

事実に基づいた理解が、風評被害を防ぎ、真の安全を守る。
公正な報道を心がけるべき時である。

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