東京新聞の報道、志賀原発放射線測定での印象操作明らかに

東京新聞の報道、志賀原発放射線測定での印象操作明らかに

東京新聞が志賀原発周辺の放射線測定について、読者を欺く印象操作的な報道をしていた。どういう事か以下に詳しく見てみよう。

朝日新聞の報道

今年1月4日の各社報道によると、能登半島地震の影響で北陸電力・志賀原発の北側の一部でモニタリングポストが作動せず、放射線量が測定出来なくなっていたそうだ。

とはいえ、原子力規制庁は、原発により近い地点での測定が出来ているため、監視体制に問題はないという。
朝日新聞の記事掲載の地図画像を見ても、確かに原子力発電所を取り囲む一帯で測定できており、問題が無いのが分かる。

また、原子力規制庁の「放射線量モニタリング情報共有・公表システム」でも最新の放射線量を確認できる。

  • 【原子力規制庁監視情報課】放射線量モニタリング情報共有・公表システム
    https://www.erms.nsr.go.jp/nra-ramis-webg/general/mapdisplaydoserate/initialize

朝日新聞の記事から画像を引用してみよう。

【画像】朝日新聞の、モニタリングポストが測定できている場所と測定できていない場所が両方表示された地図 【朝日新聞】志賀原発の北、空間線量14カ所で欠測 規制庁「監視に問題ない」 2024/1/4
https://www.asahi.com/articles/ASS145VDHS14ULBH002.html

北部の一部が欠損し、測定出来ていないものの、原発周辺一帯は大丈夫なのが分かる。
朝日新聞ですら、このように正しく情報を提供している。

東京新聞の報道

ところが、東京新聞の報道では、この測定できている青い部分をわざわざ消して、測定出来ていない部分のみを「志賀原発の周辺15カ所で放射線量を測定不能」と切り取りを報道している。

こちらも朝日新聞と対比させるかたちで、東京新聞の記事から地図画像を引用してみよう。

【画像】東京新聞の、モニタリングポストが測定できている場所が消された地図 【東京新聞】志賀原発の周辺15カ所で放射線量を測定不能 モニタリングポストが「壊れているのか、埋まっているのか…」 2024年1月4日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/300509

東京新聞の言い分は嘘ではないが、 「原発周辺のより近い部分では測定出来ており監視体制に問題はない」という重要な部分をわざと隠している事になる。この地図画像を見れば一目瞭然だ。

東京新聞は原発に反対する立場であるから、原発に対する不安感を煽るためにこのようなキリトリ報道・印象操作をしている、としか思えない。
そのような意図が無いのであれば、この報道内容にはならないはずだ。

読者を煽動するような悪質な記事だし、これではまるで活動家のアジビラだ。

これが左派マスコミの手口である。
事例としてここに記録しておく。

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