抗議で車道に出た女性を止めようとした警備員死亡で「抗議女性ら2人ひかれ1人死亡」と書く共同通信
沖縄では活動家らによる米軍基地関連施設への抗議行動が過激化している。
工事や米軍関連車両の通行を妨害するために道路上に廃棄物を置く、立ち塞がる、寝転ぶ、座り込む。
また、警備員に暴言を吐く、脅す。
県警の署員に「暴力行為を働いた」として、公務執行妨害の疑いで県警に拘束されたり、無断で米軍基地のゲート内に立ち入り米軍警備員に刑事特別法違反の疑いで拘束されるなどの事案も発生している。
最近では普天間飛行場の辺野古移設工事への抗議活動も活発になっている。牛歩戦術のように道路上で妨害しているそうなのだ。
28日には、抗議のためにダンプカーの行手を阻もうとして道路に出た女性を止めようとして警備員がひかれてしまい死亡してしまった。
女性の方は負傷はしたが意識はあるという。
共同通信の悪質な印象操作記事
これを共同通信は「辺野古移設抗議の女性ら2人ひかれ1人死亡」というタイトルで、記事を書いたのである。
これじゃまるで抗議していた女性ら2人がひかれて1人が死亡した、みたいな書き方じゃないか。
- 【共同通信】辺野古移設抗議の女性ら2人ひかれ1人死亡 2024/06/28
https://nordot.app/1179300020341097413
事実は「警備員が死亡」である。
「女性ら」とあるから、嘘ではない。
しかし、抗議していた市民が死亡したみたいにあえて誤解、誤読させるような、悪質な印象操作をしている。
共同通信の別の記事でも、タイトルに肝心の警備員のキーワードが入っていない。
- 【共同通信】辺野古埋め立てダンプで2人死傷 沖縄・名護、女性は移設に抗議中 2024/06/28
https://nordot.app/1179326902989177347
共同通信は意地でも警備員が死亡とタイトルに入れたくないらしい。
朝日新聞、NHKはじめ報道各社は、いずれも警備員が死亡とわかる記事タイトルを書いている。
大手でこのような書き方をしたのは、私が調べた限り共同通信だけだ。
全国に配信される記事
例によって、この記事は共同通信の配信記事だから全国津々浦々の地方紙に全く同じ記事タイトルで掲載されている。
一例をあげてみよう。 以下は高知新聞の記事だ。
- 【高知新聞】辺野古移設抗議の女性ら2人ひかれ1人死亡 2024.06.28
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/756857
この見出しタイトルで検索してみてほしい。各地方紙で同じタイトルで掲載されているのがわかる。
こうやって、全国紙を凌ぐ影響力で印象操作記事を広めているのだ。
これが日本のマスコミの実態である。