琉球新報「米兵、記者に銃口」報道、これはさすがに印象操作・ミスリードが過ぎないか
沖縄の琉球新報は2022年04月01日、訓練中の在日米軍の米兵が記者に銃口を向けてきたと報道しました。
- 【動画】米兵が本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中に 2022年04月01日
https://ryukyushimpo.jp/movie/entry-1495053.html
さらに3日には社説で「取材への威嚇に抗議する」とまで書いています。
- <社説>米兵、本紙記者に銃口 取材への威嚇に抗議する 2022年04月03日
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1495815.html
しかしこの件、よく調べてみるとおかしな点が多々あります。
兵士が持っている銃がたまたまこっちを向いた瞬間を指して「銃口を向けられた」と言っているのではないか。
反基地を言いたいがためにミスリード、印象操作を狙っているのではないか、と思えるフシがあります。
以下、検証してみましょう。
琉球新報の記事中で示されている動画はこちら。
- 【琉球新報】米兵 本紙記者に銃口 那覇軍港警備訓練の取材中 2022/04/01
https://youtu.be/cSIuGDibYuc
- 公開されている動画に該当シーンはなく何故か止め絵だけ
- 約250メートルも離れており、兵士を望遠レンズ越しに撮影している
撮影したという動画を見ると手ブレが激しく、かなりの距離感がある事が伺えます。250メートルも離れていれば兵士からは撮影者が豆粒か米粒のように見えていた事でしょう。
撮影場所と兵士が立っていた場所の位置関係は東京新聞に詳しく載っているので参照しましょう。
- 【東京新聞】米兵の銃口の向こうは民間地…連続写真ではっきり分かる沖縄の異常な日常 2022年4月7日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/170177
記事中で示された場所をGoogleマップで見てみるとこのようになります。
更にこれをストリートビューで見るとこのように見えます。
赤枠内が兵士が立っていたと思われる場所です。
兵士が立っていた場所は、やはりかなりの遠方に見えますね。
米軍側は即座に否定
また、動画を見れば分かりますが、周囲を警戒しながら銃を水平に持ち動いているシーンは複数出てきます。
米軍側も松野官房長官に対してそのような回答をしています。
以下は静岡新聞の記事からの引用です。
【静岡新聞】米側「記者に武器向けず」 松野氏、沖縄の銃口報道巡り 2022.4.3
米側は2人の距離が250メートルで「兵士は銃を持ったまま、体を左右に回転させる標準的な警備を実施していた」と説明。兵士は照準器をのぞいておらず、弾は入っていなかったという。引用: https://www.at-s.com/news/article/national/1048701.html
動画を見た印象そのままの回答です。
「本紙記者に銃口」「取材への威嚇に抗議」などと書かれると、米兵に近距離で銃を向けられ直接的に脅かされたかのような印象を受けますが、これまで見てきたように事実は全く異なります。
銃を持ったまま、体を左右に回転させる標準的な警備を実施していた
状況で、銃がたまたまこっちを向いた瞬間を指して「銃口を向けられた」との主張は、やはり無理が有りすぎませんか。
中国は「琉球帰属未定論」を煽って日本国内の分断を図っている
他の沖縄メディアや沖縄県知事だけでなく、他地方メディアも尻馬に乗るように反米軍基地の論調を展開しています。
- 【沖縄タイムス】記者に銃口「正直言って、けしからん」 沖縄知事が問題視「県民を敵視」 2022年4月5日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/937793 - 【中日新聞】記者に銃口 報道の自由への威嚇だ 2022年4月6日
https://www.chunichi.co.jp/article/448001
中国は、公安調査庁が公表しているように沖縄にまつわる日本の世論の分断工作を図っています。 その策略にとって一番邪魔なのが在沖縄米軍です。
- 沖縄で中国に有利な世論を形成し、日本国内の分断を図る中国:公安調査庁がはっきりと言及 2020.08.31
ここでは詳しく語りませんが、参考までに以下の記事を参照ください。
- 独立承認後の平和維持活動を口実としてウクライナに侵攻するロシア軍…対岸の火事では無い沖縄の事例 2022.02.26
- 玉城デニー沖縄県知事「中国公船がパトロールしているので刺激するな」 2020.07.26