「地方紙」を通して共同通信の偏向報道が拡散される現状を、実例を挙げて紹介します

「地方紙」を通して共同通信の偏向報道が拡散される現状を、実例を挙げて紹介します

先日、「南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島を不法に占拠する中国人民解放軍の言い分をそのまま垂れ流す共同通信」という記事を書きました。
完全に中国目線での記事で、中国の不法行為を追認するかのような内容でした。

この共同通信社は、日本国内外のニュース記事を日本国内の新聞、放送局などに配信する会社です。
朝日新聞や毎日新聞、読売新聞のような全国紙ではない「地方紙」は規模的に日本全国各地や世界各国に支社・支部を置くわけにはいかないので、共同通信社から記事の配信を受けており、見出しから本文まで一言一句そのままのカタチで紙面や自社webサイトに掲載しています。

この共同通信社の記事ですが、時として朝日新聞や毎日新聞よりも中国寄りの内容となっており、結果的に全国津々浦々の「地方紙」を通して日本全国にこういった偏向報道が流通する事となっております。

つまり、朝日新聞や毎日新聞を購読していなくても地方紙をとることで、結果的に読者の目にはこういった中国人民解放軍の言い分を何の論評もなくただただ垂れ流すような記事が届けられてしまう構図になっている、という訳です。

それでは先日とりあげました共同通信の記事を引用します。

米駆逐艦が「領海侵入」 中国が警告、南シナ海 一般社団法人共同通信社 2020/10/10

中国人民解放軍で南シナ海を管轄する南部戦区の報道官は9日夜、米海軍のミサイル駆逐艦が同日、中国が領有権を主張する南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺海域で「領海に侵入した」と非難する談話を発表した。駆逐艦に現場から離れるよう警告したという。

 報道官は、海空の兵力を総動員して駆逐艦を追跡、監視したと強調。「不測の事態」を避けるため、米国側に「挑発行為の即時停止」を求めた。米国が南シナ海へたびたび軍艦を派遣して武力を誇示し「中国の主権と安全を深刻に侵害し、地域の安定を破壊している」と非難した。

引用:https://this.kiji.is/687326351824356449

この記事と全く同じものが、各地方紙のwebサイトにも掲載されています。
以下、数ある地方紙からいくつかの記事をピックアップして紹介します。

【北海道新聞】米駆逐艦が「領海侵入」 中国が警告、南シナ海 10/10

【北京共同】中国人民解放軍で南シナ海を管轄する南部戦区の報道官は9日夜、米海軍のミサイル駆逐艦が同日、中国が領有権を主張する南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺海域で「領海に侵入した」と非難する談話を発表した。駆逐艦に現場から離れるよう警告したという。

 報道官は、海空の兵力を総動員して駆逐艦を追跡、監視したと強調。「不測の事態」を避けるため、米国側に「挑発行為の即時停止」を求めた。米国が南シナ海へたびたび軍艦を派遣して武力を誇示し「中国の主権と安全を深刻に侵害し、地域の安定を破壊している」と非難した。

引用:https://www.hokkaido-np.co.jp/article/469285

まさに一言一句、共同通信の記事と同一のものです。
以下同文なので、以下からは社名とタイトル、リンクのみを記述しておきます。

いかがでしたでしょうか。
地方紙のいくつかをピックアップしただけでも、このような状態です。
東京や大阪などの大都市圏に住んでいると気づきにくいかもしれませんが、全国紙以上の実力を持っているかもしれない地方紙の実態でした。

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