南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島を不法占拠する中国人民解放軍の言い分を垂れ流す共同通信

南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島を不法占拠する中国人民解放軍の言い分を垂れ流す共同通信

中国が一方的に領有権を主張し軍事拠点化を進める南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近で、米海軍が「航行の自由」作戦を実施したというニュースがありました。
これについての共同通信の報道内容は、中国人民解放軍の報道官は、中国が領有権を主張する南シナ海の西沙諸島(英語名パラセル)周辺海域に、米海軍のミサイル駆逐艦が「領海侵入した」と非難、「不測の事態」を避けるために米国側に「挑発行為の即時停止」を要求したというものです。さらに「中国の主権と安全を深刻に侵害し、地域の安定を破壊している」という中国側の言い分をそのまま何の論評も無く掲載しています。
よく見かける「中国の言い分をそのまま掲載」する記事ですが、何も解説が無いままの記事化するのは中国の宣伝工作に乗ってしまう事になりませんか。

  • 米駆逐艦が「領海侵入」 中国が警告、南シナ海 一般社団法人共同通信社 2020/10/10
    引用(リンク切れ):https://this.kiji.is/687326351824356449

以上のように、両論併記するでもなく中国人民解放軍の言い分をそのまま垂れ流しています。
一方で産経新聞の同日の記事では、中国の主張は国際法と矛盾しているとの指摘がなされています。

米海軍、南シナ海で「航行の自由」作戦 産経新聞 2020.10.10

報道官は声明で「中国による南シナ海での不法な海洋権益の主張は、航行や飛行の自由、貿易・商業活動の円滑な実施といった海洋の自由に対する深刻な脅威だ」と非難した。

声明はまた、米海軍が今回の作戦を通じ、「(同艦が通航した)海域は、中国が領海として合法的に主張できる範囲を超えていることに加え、パラセル諸島周辺で中国が主張する直線的な領海基線が国際法と矛盾していることを示した」と指摘した。

引用:https://www.sankei.com/world/news/201010/wor2010100006-n1.html

※赤字部分引用者注
日本には何故かこのように中国目線で報道する報道機関があるという事です。
これは読者を騙し、中国の侵略を正当化する事に繋がると考えています。

このままでは尖閣諸島周辺に連日侵入し、既成事実化を図る中国の思うつぼです。
日本にとっても、対岸の火事ではありません。

事あるごとにこのような報道機関があるという事実を拡散させ、警鐘を鳴らしていきたいと思います。

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