中華圏メディアに「華僑」議員と紹介される蓮舫議員「尖閣諸島は領土問題」発言

中華圏メディアに「華僑」議員と紹介される蓮舫議員「尖閣諸島は領土問題」発言

2010年9月なので古い記事ですが、当時民主党だった蓮舫議員について以下のような記事が中国情報サイトのサーチナに掲載されました。

【サーチナ】華僑議員が尖閣諸島は日本領土と発言=香港メディア 2010年9月15日
蓮舫氏は14日、尖閣諸島(中国名:釣魚島)について発言し、「(尖閣諸島は)領土問題であり、日本は毅然とした立場を冷静に発信するべきだ」と述べ、「解決すべき領有権の問題は存在しない」とする日本の政府見解と矛盾する発言を行った。

引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Searchina_20100915035/

2016年に二重国籍問題が明るみになったはるか以前から、中華圏からは「華僑議員」と見做されていたという事になります。
なお、「華僑」というのは朝日新聞のコラムによると「華僑はアジアに住んでいながら、居住国の国籍を取っていない者を指す。中国の国籍を保有しているか、無国籍でいるか、のどちらかである。」だそうである。

  • 【朝日新聞】THE ASAHI SHIMBUN ASIA NETOWORK 「華裔・華僑・華人」 2001年3月5日
    https://www.asahi.com/international/aan/column/010305.html

日本の議員だが日本人ではない、国籍はともかく少なくとも性根は中国人である、とでも考えられていたのでしょうか。

蓮舫議員「尖閣諸島は領土問題」

また、蓮舫議員は「尖閣諸島は領土問題」と発言したのですが、これは日本の国会議員としては相応しくない発言です。
尖閣諸島の領有権は、日本の基本的な立場として、以下のように考えられています。
内閣官房のサイトから引用してみましょう。

【内閣官房 領土・主権対策企画調整室】国際社会の法と秩序を尊重する日本の対応
尖閣諸島が日本固有の領土であることは歴史的にも国際法上も明らかであり、現に我が国はこれを有効に支配しています。 したがって、尖閣諸島をめぐって解決しなければならない領有権の問題はそもそも存在しません。

引用:https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/taiou/index.html#senkaku

尖閣諸島は歴史的にも国際法上でも明らかに日本の領土で実効支配までしており、故に領有権問題はそもそも存在しない、という事でした。
つまり領土問題があると認めることは、中国側の言い分も認める事に繋がり、一歩引いた立場となってしまいます。
現にロシアは未だに北方領土について領土問題は存在しないとの立場を崩しません。
以下はテレ朝newsのサイトからの引用です。

【テレ朝news】日ロ間にいかなる領土問題もない…プーチン大統領 2016/12/13
ロシアのプーチン大統領は、日本との間に領土問題は存在しないという認識を示しました。

引用:https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000089985.html

韓国も竹島については、領土問題は存在しないと主張しています。
以下は日経新聞からの引用です。

【日経新聞】竹島領有権問題、政府が国際司法裁に提訴へ 韓国大統領訪問で対抗措置 2012年8月11日
韓国政府は竹島に領土問題は存在しないと主張している。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1100B_R10C12A8MM0000/

実効支配している側としては、これがごく常識的な主張でしょう。
それを蓮舫議員は尖閣諸島について領土問題が存在すると発言したうえに、中華圏のメディアに「華僑議員」と紹介されている訳です。
二重国籍問題以前に、大問題ではないでしょうか。

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