尖閣諸島に侵入した中国海警局の巡視船と連動して、台湾付近に中国軍のミサイル艇が展開

中国による尖閣諸島海域の侵入が、更に次の段階に入ったようです。
中国海警局の巡視船が尖閣諸島に侵入時、それと連動して中国軍のミサイル艇が台湾付近の海域に展開する、という事態にエスカレートしています。
それと同時に、中国本土では移動式発射台に搭載された地対艦ミサイルが展開されているそうです。
これまでは「機関砲のようなもの」を搭載した船が尖閣付近に出没しておりましたが、今後はミサイル搭載艦が尖閣付近に現れるようになるのかもしれません。
以下に、産経新聞の報道を引用しておきます。
【産経新聞】尖閣領海侵入時にミサイル艇展開 中国軍が海警局と連動 2020年8月2日
中国海警局の巡視船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領海に侵入する際、中国海軍のミサイル艇が巡視船に連動して台湾付近に展開していることが1日、分かった。4月14日から今月1日まで110日連続で巡視船が尖閣周辺を航行した期間にも同様の動きがあり、中国本土ではミサイル部隊が展開していることも判明。
〜中略〜
これと同時に中国本土では移動式発射台に搭載された地対艦ミサイルが展開している。政府関係者は「領海侵入時になると、普段はいないところに地対艦ミサイルがいる」と説明する。
引用: https://www.sankei.com/politics/amp/200802/plt2008020001-a.html
記事本文中にもありますが、中国本土での地対艦ミサイルの展開は当然、日本の海上自衛隊の牽制を狙ったものと思われます。
産経新聞以外の新聞社の報道は?
このミサイル艇展開の事態は、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞は報じていません。
それどころか、朝日新聞と毎日新聞は、中国による尖閣諸島海域の侵入が過去最高の連続110日を更新した件を報道しておりません。
何故か2社とも、示し合わせたように連続100日の更新後は音沙汰がありません。
この件は、別途記事をあげていきたいと思います。