放射線育種「あきたこまちR」への誤解―風評被害を招きかねない福島みずほ議員の情報発信
水稲新品種の「あきたこまちR」という品種があるそうだ。恥ずかしながら初めて知ったが「あきたこまち」と同等の味や特徴で、重金属であるカドミウムの吸収性が極めて低いという特性がある品種となっている。
あきたこまちRは放射線育種米なのだが、この「放射線育種米」というワードに食いついたのが社民党党首の福島みずほ議員である。
福島議員は「放射線育種米あきたこまちR何が問題なのかという集会に参加しました。
」「消費者の権利を守りたい!
」とツイートし、相変わらずの様子で風評被害をばら撒いている。
このツイートには「あきたこまちRには何の問題もありません」とコミュニティノート(誤解を招く可能性があるツイートに背景情報を提供できる機能)をつけられている。
放射線育種米あきたこまちR何が問題なのかという集会に参加しました。 pic.twitter.com/I823l2mLSL
— 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) November 14, 2023
消費者の権利を守りたい!#放射線育種米 #あきたこまちR #あきたこまち #カドミウム汚染 pic.twitter.com/xY0PELWlhp
— 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) November 9, 2023
秋田県公式サイトの「美の国あきたネット」であきたこまちRの安全性がきっちりと説明されている。
先祖の品種「コシヒカリ環1号」の育種の最初の段階で一度だけ放射線の重イオンビームを照射し突然変異を起こさせたものに、あきたこまちを7回も交配させた中から有用なものだけを選抜した品種だという。
もう何世代も経ている訳だ。
元のコシヒカリ環1号からしても、人体に有害な放射線を発したりはしないし、遺伝子操作でもなく、EUに輸出しても良いレベルである。
また、放射線育種自体も50年前から存在している技術で大豆、小麦、タマネギ、ナシ、モモ等でも様々な品種が誕生して一般に流通している。
つまり、何の問題もない。
おそらく、福島議員は「放射線」というワードに反応して、あたかも安全性に問題があるかのような情報発信をしたのだろう。
福島第一原発の処理水を「汚染水」と呼んで非科学的な言いがかりをつけていたが、今度は米か。
国会議員という立場でこんな風評被害を招きかねない事が許されるのか。
ちなみに、立憲民主党所属の川田龍平議員もあきたこまちRの安全性にケチをつけるブログ記事を書いていた事を付け加えておく。
で、福島さん、勉強会に参加して一体何が問題だったか分かりましたか?なぜ続報が無いの?
はやく教えてほしいなあ。
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参考記事
- 【美の国あきたネット】水稲新品種「あきたこまちR」を紹介します! 2023年09月20日
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/73119 - 【立憲民主党 川田龍平 公式ブログ】消費者には、安全を選ぶ権利がある! 2023-11-15
https://ameblo.jp/kawada-ryuhei/entry-12828728355.html