新疆ウイグル地区で生産された綿製品等を「強制労働で生産された」として禁輸に踏み切った米国と、強制労働を活用する「新疆生産建設兵団」

新疆ウイグル地区で生産された綿製品等を「強制労働で生産された」として禁輸に踏み切った米国と、強制労働を活用する「新疆生産建設兵団」

2020年12月3日、米国の税関・国境警備局が、新疆ウイグル地区で生産された綿製品等を「強制労働で生産された」として輸入を禁じる、と発表しました。
ウイグル地区では中国共産党政府によって、強制労働、人身売買、臓器摘出、民族淘汰など、ジェノサイドというべき恐ろしい圧政が敷かれており、日々中国の軍事的脅威に曝されている日本人にとっても、対岸の火事ではないと思います。

このウイグル弾圧については、事の重大さと、日々のマスコミ・メディア各社のニュースボリュームが全く比例していないように思いますが、まずはこのニュースが日本国内で流通した事を喜びたいです。
以下、毎日新聞の記事から引用してみます。

【毎日新聞】米、ウイグル綿製品を禁輸 「強制労働で生産の疑い強い」と判断 2020年12月3日
米税関・国境警備局(CBP)は2日、中国の新疆ウイグル地区の開発を担当する共産党傘下の準軍事組織「新疆生産建設兵団(XPCC)」が生産した綿や綿製品の差し押さえ命令を国内全通関施設に出したと発表した。「ウイグル族らイスラム教徒の強制労働で生産されている疑いが強い」と判断した。

引用:https://mainichi.jp/articles/20201203/k00/00m/030/056000c

強制労働を活用する「新疆生産建設兵団」

新疆生産建設兵団」なる耳慣れない組織名が出てきますが、日経新聞の記事によると、300万人の団員からなる準軍事組織で、強制労働も活用しているのだそうです。
以下、日経新聞の記事を引用します。

【日経新聞】その服、「ウイグル製」ですか(The Economist)
300万人の団員抱える「兵団」 兵団は中国西部を拠点とし、300万人近い団員を抱える準軍事組織だ。設立は54年。当時イスラム教徒のウイグル族が圧倒的多数を占めた地域(55年に新疆ウイグル自治区となる)に、中国人口の9割強を占める漢民族の復員兵を大量に入植させる目的で設立された。
~中略~
米国務省は、兵団は強制労働も活用していると指摘する。ウイグル自治区ではウイグル族を含む少なくとも100万人の少数民族が強制収容されているとされ、
~以下略~

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62974840U0A820C2TCR000

新疆ウイグル自治区に、漢民族の復員兵を大量に入植させる目的で設立されたのだそうです。
これは民族抹殺、ジェノサイドそのものです。
日本も、もし尖閣を取られたら、次は沖縄(中国軍の高官は沖縄は中国領土と発言しています)本島、その次は日本本土(中国は太平洋の分割統治を米国にもちかけている)となるでしょう。
その際には、大量に漢民族が入植し、日本は中国の一自治区とされてしまうかもしれません。
決して絵空事ではなく、ウイグルやチベットでは現実のものとなっているこの事実を強く認識する必要があると思います。

各方面に影響が

米議会が審議中のウイグル人強制労働防止法案に反対する企業についての報道も出てきましたし、ウイグル地区で生産される質の良い「新疆綿」を使用しているアパレル企業が批判の的になっていたりと各方面に影響しているようですが、こちらは別の機会に紹介できればと思います。

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