訪中した玉城デニー沖縄県知事、まんまと中国メディアに利用される。日本への分断工作の一環か?

訪中した玉城デニー沖縄県知事、まんまと中国メディアに利用される。日本への分断工作の一環か?

2023年7月初旬、訪中したという沖縄県知事の玉城デニー氏。
6月の県議会本会議で、訪中時に「尖閣諸島は古来、中国の領土だった」と中国側に言われたらどう対応するかと問われて「発言しないことも一つの対応。即答しないことも検討したい」と発言した事でも話題になっていた。
また、過去には尖閣諸島周辺の領海への侵入を繰り返す中国船について「中国公船がパトロールしているので刺激するな」 と発言して石垣市議会に抗議されたのも有名だ。
尖閣は日本領土だと主張しない県知事に何の価値があるのか。
この訪中は中国側に最大限に利用されるだろうなと思っていたら案の定だった。嫌な予感は的中した。

訪中後に「中国で琉球を探す」と中国メディア

玉城知事は、清朝時代に琉球王国から派遣された役人などが埋葬された琉球王国時代ゆかりの墓を訪れ、中国との繋がりを自ら強調。
早速、中国メディアの「環球時報」は玉城知事の訪中後に、中国国内の琉球ゆかりの場所をSNS上の動画で紹介する連載を始めたそうだ。
この場所は、琉球の役人が明治政府に編入される事に抵抗して清朝に助けを求めた後自害し、葬られた墓だと中国メディアは主張している。琉球王国は日本より中国を選んでいた、と言いたい訳だ。
中国メディアは玉城知事訪中後に、そんな動画を流しているのだ。
沖縄と中国の繋がりを強調する事で、日本側に揺さぶりをかけ、分断を煽っているのだろう。
公安調査庁によると、中国は沖縄において中国に有利な世論を形成し、日本国内の分断を図る工作を行っているという。中国メディアのこの動きは分断工作の一環かもしれない。

「戦う覚悟」示した麻生太郎副総裁に反発

玉城知事は、8月10日の記者会見で、台湾海峡の平和・安定に抑止力が必要として「戦う覚悟」が求められていると発言した麻生太郎自民党副総裁に対して、反発を示したという。抑止力を高めるとかえって不測の事態が生じる、という謎理論なのだが、中国側も同じように「身の程知らず」と批判している。
何故か玉城知事と中国側の主張が完全一致である。
戦いません、抵抗しません、と言えば中国は攻めて来ないのか。そんな訳あるまい。
侵略の時期が早まるだけだろう。

習近平は「琉球は日本に奪われた」という歴史観を持っており、これは尖閣や沖縄を「獲る」ための根拠にしていくに違いない。

関連記事

参考記事

  • 【テレ朝news】訪中の玉城デニー知事が琉球王国時代の墓を訪問 沖縄と中国との繋がりを強調 2023/07/04
    https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000305920.html
  • 【日テレNEWS】中国共産党系・環球時報「中国で琉球を探す」と題した連載動画を開始 2023/7/14
    https://news.yahoo.co.jp/articles/39f15d9bb8f1772a37c55376392bb2007f009d5e
  • 【日経新聞】習近平氏がこだわる琉球 「日本が奪った」という歴史観 2023年8月6日
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK302US0Q3A730C2000000/

広告