岸田首相ウクライナ訪問…ゼレンスキー大統領への「必勝しゃもじ」贈呈を批判する立憲民主党

岸田首相ウクライナ訪問…ゼレンスキー大統領への「必勝しゃもじ」贈呈を批判する立憲民主党

岸田首相は2023年3月21日、ウクライナを電撃訪問。ヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談や、キーウ郊外のブチャ市を訪問し犠牲者への献花や市民から直接話を聞くなどしたとのこと。この訪問では、岸田首相が経由地のポーランドで鉄道に乗り込む様子を、日本のNNNがスクープとして報道。

その後、マスコミがこぞって訪問前に報道を繰り返す事態となり「到着前の報道は危険。もしものことがあったらどう責任をとるのか」といった声がネット上には溢れていました。早速NNNの記者はテレビ番組で「報道規制があったわけではない」「首相の安全を考えなかったわけではない」「公共性を重視した」と言い訳をしていた。

「必勝」が何故いけない?

ゼレンスキー大統領との会談では、5月のG7サミットへのオンラインでの参加要請や、殺傷力の無い装備品の支援を約束した他、「必勝」と書かれたしゃもじを贈呈。
この必勝しゃもじに噛み付いたのが、外来種(?)のカミツキガメこと、おなじみの万年野党軍団である。彼らの主張を見てみると、どうやら和平を呼びかけなかったのが気に入らないという事らしい。
しかし、ロシア軍の撤退も無い現状のままで停戦を促すのは、結果的にロシアの侵略行為を正当化する事に繋がらないか。ではどうやって撤退へ持ち込むのか。
そんな事が簡単に出来れば世の中に紛争など存在しない。立憲民主党は、非難するなら絵空事ではない具体案を示すべきだろう。

【画像】ウクライナの兵士

そもそも兵器・弾薬提供で軍事的支援をしている欧米諸国はどうなるのか。これは徹底抗戦、勝利せよとの行動を伴う強力なメッセージであり「必勝」祈念どころの話ではない。こちらは批判しないのか。軍事支援などせず、和平交渉せよと言わないのか。
野党はあまりに愚か過ぎないか。

必勝しゃもじは日清・日露戦争の縁起物

また、「必勝しゃもじ」に対する反応をよく見ると笑ってしまうような内容だ。立憲民主党の泉代表は、こう言っている。

  • 【NHK】首相ウクライナに“必勝しゃもじ”立民泉代表「違和感拭えず」 2023年3月24日
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230324/k10014018491000.html

同党の小川議員や、「国会クイズ王」の異名をとる小西議員も同様の主張をしている。

実はこの必勝しゃもじ、岸田首相の地元・広島の縁起物だそうだ。それが日露戦争が起きた際に「飯取る」と「敵を召し取る」をかけ、兵士達が厳島神社に奉納していたのだという。

そうであれば、そんな東洋の縁起物の意味を理解してゼレンスキー大統領が喜ぶかは別として、ぴったりの贈り物じゃないか。

何が「スポーツやゲームではない」だ。これは戦争なんだぞ!だから必勝なのだ。負けたら虐殺が待っているだろう。
何が「軽薄ではないか」だ。スポーツだゲームだと例える方がよほど軽薄だろう。
彼らには「恥」と書いたしゃもじを贈呈してやりたい。

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