欧米各国のウクライナへの戦車供与にロシア側の目線で反対する東京新聞記者

欧米各国のウクライナへの戦車供与にロシア側の目線で反対する東京新聞記者

2023年1月19日、ウクライナのゼレンスキー大統領はEUヨーロッパ連合のミシェル大統領と首都キーウで会談。
その会談でゼレンスキー大統領は「最も重要な要素が戦車」だと語り、ミシェル大統領も戦車提供をしなければならないとの考えを示したそうだ。ロシアとの開戦初期の頃は歩兵用の携行式対戦車ミサイルであるジャベリンが大活躍し、一部では戦車不要論まで出ていた。日本でも財務省が戦車よりジャベリンがコスパが良いと指摘した、などという話が物議を醸していた。

しかし防戦一方ではなく反転攻勢に出る場合は携行式対戦車ミサイルだけでは駄目で、戦車の機動力、突破能力が必須となる。結局は地上戦の鍵を握るのは戦車の存在だった。

20日にドイツ西部のアメリカ軍基地で行われた欧米各国のウクライナ支援を議題とした会合で、ドイツはまだ自国製主力戦車であるレオパルト2の提供を渋り決断を先延ばしにしていた。
その後25日にドイツ政府はレオパルト2の供与と、レオパルト2を保有している欧州各国によるウクライナへの供与も認める発表をした。
アメリカも同日、主力戦車であるM1エイブラムスの供与を決定。ウクライナとしてはアメリカのM1エイブラムスやイギリスのチャレンジャーより、欧州各国で普及しているレオパルト2の方に魅力を感じているようだが。

ウクライナへの戦車提供にロシア目線で批判する東京新聞記者

この欧米各国によるウクライナへの戦車供与の自社記事を示しながら「戦線は悪化。台湾有事になれば日本も同じ事をするのか」とTwitterで批判する東京新聞の記者がいた。
この投稿だ。

戦線は悪化」って。
ウクライナは攻勢をかけている方なので戦線が悪化しているのはロシア側ではないですか?何故ロシア側のお気持ち・目線になって投稿しているんでしょう。侵略されている側には武器供与をするなとは、いかなるロジックなのですか。見捨てろという事ですか。
この記者の日頃の言動からしても、欧米は戦車提供などせずにウクライナはさっさと負けろという主張のように思えます。
最大限に善意に解釈しても「あまりロシアを追い詰めると戦術核攻撃を招きかねない」という事なのかもしれませんが、それとて、大国の核の脅しには屈しろというメッセージにしかなりません。

中国の脅威にも屈しろというのか

また、「台湾有事になれば日本も同じ事をするのか」って何ですか。近年は台湾有事=日本有事とも言われ、イコールでなくとも少なく見積もって台湾有事、即日本有事です。
何なら中国は台湾を攻める際に脇腹を突かれないために、尖閣諸島を含む日本の南西諸島をまず攻撃する、という見方まであるくらいです。
日本は台湾へ支援してはいけないのか。
日本と台湾は、有事になれば中国にさっさと降伏してしまえ、と言っているかのように思えます。
中国の味方をしてくれて、中国共産党はさぞ喜んでいるでしょうね。
そういえばウクライナが攻められた当初、「政治的妥結で降伏」をすすめるテレビの有名コメンテーターがいましたが、あの連日の発言は無かった事になっているんでしょうかね。

東京新聞の名物記者

この主張をしている東京新聞の記者はここであらためて言及する必要もないほど有名な名物記者で、これまで様々な方面で話題になっていました。
直近では、政治・社会問題をTikTok上で「キラキラ加工とスタンプ」で解説し、物議を醸していたそうです。

  • 【週刊女性PRIME】米倉涼子主演『新聞記者』のモデルとなった東京新聞の記者・望月衣塑子氏、政治や社会問題をTikTokで解説も“キラキラ加工”と“可愛いスタンプ”で「すさまじい違和感」と物議 2023/1/20
    https://www.jprime.jp/articles/-/26563

まずね、マスコミに携わる人間が、情報を抜かれると指摘され使用禁止にする国もある中国製アプリのTikTokで配信って、セキュリティがガバガバ過ぎやしませんか。おそらく若者に擦り寄ろうとしたんでしょうけど…
記者として軽い印象を残しただけに終わったと思いますよ。

しかしそれにしても、この記者をモデルにした映画が作られたりしているところをみると、それなりに支持する層があるのでしょう。何故こんな主張をする記者や新聞社を支持するのか、私には訳が分からないのですが。

関連記事

参考リンク

  • 【TBS】ゼレンスキー大統領「最も重要な要素が戦車」、アメリカ・ドイツの国防相も会談 2023年1月20日
    https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/285244
  • 【NHK】ゼレンスキー大統領 ドイツ製戦車供与の重要性を強調 2023年1月21日
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230121/k10013956241000.html

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