憲法記念日に見る左派新聞社の変な記事…バイアスがかった記事に騙されるな!

憲法記念日に見る左派新聞社の変な記事…バイアスがかった記事に騙されるな!

憲法記念日を迎えると、毎年のように「改憲に賛成か反対か」の新聞各社の世論調査結果が公表される。

近年はおおむね、改憲賛成派が反対派を上回っているが、この結果は社によってかなりバイアスがかかった結果だったり、記事の書き方となっている。
設問自体も実は、「改憲に賛成か反対か」といった単純なものではなく、自社の主張に都合の良いような但し書きというか、付帯するものがある。 要するに、「改憲賛成派が少なく見えるように」印象操作工作をされた記事が蔓延しているのだ。 インチキな手法の集大成である。

毎日新聞の例

例えば毎日新聞の『改憲「賛成」27% 2年連続で減少 毎日新聞世論調査』という記事は、本文をよく読むとこうなっている。

岸田文雄首相の在任中に憲法改正を行うことについて尋ねたところ、「賛成」との回答は27%で、「反対」との回答の52%を下回った。

【毎日新聞】改憲「賛成」27% 2年連続で減少 毎日新聞世論調査 2024/5/2
https://mainichi.jp/articles/20240501/k00/00m/010/109000c

岸田文雄首相の在任中に」というワードが付け加えられている。
岸田首相は今、自民党の裏金問題の矢面に立たされているわけで、そんな時期にこんな但し書きのようなものがついた設問は当然「賛成」の票数は落ちるだろう。

しかも、記事見出しには「岸田文雄首相の在任中に」という肝心のワードは出てこない。

毎日新聞は改憲賛成派が少なく見えるように、このような聞き方、書き方をしていると考えられる。

朝日新聞の例

朝日新聞は、『「憲法9条の改正に至らないように願う」 米学者が占う自衛隊の未来』という記事で、どこかの学者に自社に都合の良い事をべらべら喋らせてそれを記事にしている。

  • 【朝日新聞】「憲法9条の改正に至らないように願う」 米学者が占う自衛隊の未来 2024/5/3
    https://www.asahi.com/sp/articles/ASS5144DXS51UHBI018M.html

これもメディアがよく使う手法で、一般に知られていないような学者を連れてきては好き放題喋らせ「これは当社が言っているんじゃございません、このように主張している人を紹介しただけです」という風を装うのだ。

であれば、逆の主張をする者も連れてきて両論併記してみろと思うのだが、それは一切無い。

「憲法9条の改正に至らないように願う」学者に話を聞くのなら、憲法9条の改正を願う学者にも話を聞かないと、活動家団体のアジビラと変わらないだろうに。

東京新聞の例

【画像】NATOのイメージ

次は東京新聞。
こちらは詩人を起用して憲法9条について「戦争だとか武力による威嚇だとか永久にごめんだな」などと語らせている。

  • 【東京新聞】憲法9条を詩訳したら「戦争だとか武力による威嚇だとか永久にごめんだな」 主語を「私」にした詩人の思い 2024年5月3日
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/324901

戦争はごめんだ、なんて当たり前だろう。
憲法9条改正賛成派だって、誰でもそうである。

しかしながら、外交努力や話し合いがうまくいかず隣国に攻め込まれる危険性はいつだってある。 その最悪の事態に備えておくのは、国家として当たり前の話だ。そのための備えをするにあたって、9条が足枷となり得るのであれば、改正を検討するのは当然の選択肢だろう。

労働者の権利を認める28条については絵本の「スイミー」の「小さな魚が一致団結して大きな魚に立ち向かう姿」をあげて語っているが、それって集団的自衛権じゃないの?
それは良いんだ?
東京新聞は、NATO加盟も推奨してくれるのかしら…?
9条改正は反対、でも集団的自衛権は賛成、もう何を言っているんだろう…

平和ボケなる言葉があるが、これは「児童文学的平和主義」とか「空想的平和主義」の類だろう。
※この詩人の方を貶めるつもりはありません。東京新聞の記事への批判・批評です。

昔は「テレビばっかり見ていたらバカになるよ!」と言われたものだが、今は「新聞ばっかり読んでいたらバカになるよ!」といったところか。
少なくとも、印象操作に惑わされないように、読み比べする事を推奨します。

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