トランスジェンダー本出版停止で「至急企画を潰すべき」と投稿した日本共産党世田谷青年支部が謝罪!
米ジャーナリスト、アビゲイル・シュライアー氏の著書「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」(原題: Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters)の日本語版について、KADOKAWAが刊行中止を発表した事が注目されている。
活動家らが「差別を助長する」「ヘイトだ」等としてネットを中心に猛批判を展開し、結果的に出版中止に追い込まれた格好だ。
シュライアー氏のSNSには切腹用の刀の写真と脅迫文まで届いているそうだ。
肝心の本の内容は、米国等での行き過ぎたトランスジェンダー手術がもたらすデメリットについて書かれているという。
まだ邦訳出版前でゲラも一部にしか回されていないという事もあり、批判者らのほとんどは読んでもいない状態だったと考えられる。
出版済みの海外で賛否両論あるものの、まだ邦訳版が出てもいない本に対してヘイトスピーチ呼ばわりしネガティブなイメージが付くように印象操作し、嫌がらせ・圧力をかけて出版停止に追い込むとは言語道断ではないのか。米国Amazonでも「社のポリシーに反するものではない」としている。
10カ国語に翻訳された本が日本語では読めない事になり、我々の知る権利が奪われた。
これは明白な言論弾圧、表現の自由の侵害だ。
なお、シュライアー氏はこのようにツイートしている。
Kadokawa, my Japanese publisher, are very nice people. But by caving to an activist-led campaign against IRREVERSIBLE DAMAGE, they embolden the forces of censorship.
— Abigail Shrier (@AbigailShrier) December 5, 2023
America has much to learn from Japan, but we can teach them how to deal with censorious cry-bullies. https://t.co/ReogpOaQtD
KADOKAWAは活動家主導のキャンペーンに屈した、とある。
日本共産党 世田谷青年支部が謝罪!
日本共産党の世田谷青年支部が、この批判に一枚噛んでいた。
KADOKAWAの文字をゴミ箱に捨てるピクトグラムを添えて「至急企画を潰すべきです!」とTwitter(X)上に投稿し、圧力をかけていたのだ。
その後この投稿は削除され後にお詫びの投稿をしているが、そのお詫びの内容は「不適切な表現」に関してである。
この度は不適切なツイートをして申し訳ありませんでした。
— 🌾日本共産党 世田谷青年支部⚙ (@jcp_seta_youth) December 8, 2023
角川がトランス差別的な本を出版しようとした事に対する抗議のつもりでしたが、表現が不適切でした。申し訳ありませんでした。
良くある「誤解を招き申し訳無かった」式の謝罪である。
謝っているようで謝っていない。
そもそも、2019年の「あいちトリエンナーレ 表現の不自由展」の時は共産党は何を言っていたか。
昭和天皇の肖像を燃やすようなヘイト作品を展示している展示会を「表現の自由」「市民が作品に触れる知る権利」を守れ、「日本を検閲国家にするな」等と訴えて擁護していたのではなかったか。
そんな連中が、自分が気に入らない本に関してはヘイトだ傷つく人がいるだの難癖をつけて出版停止に手を貸していたいたのだから、呆れるばかりだ。
ここで今更言うまでもないが、歴史上「焚書」をやったのは秦の始皇帝とナチス・ドイツである。
トリエンナーレであれだけ表現の自由を守れと訴えていた朝日新聞や毎日新聞は、本件に関しては一言も表現の自由を守れとは言わない。
ダブルスタンダードもいい加減にしろ。
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参考記事
- 学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ 2023年12月5日
https://www.kadokawa.co.jp/topics/10952/ - 【夕刊フジzakzak】「至急企画を潰すべき」投稿を削除 KADOKAWAが刊行予定だったトランスジェンダー本 「日本共産党世田谷青年支部」がXで謝罪 2023.12/9
https://www.zakzak.co.jp/article/20231209-LMXINXSBWRJBBJ4MPILQCYMVVQ/ - 【産経新聞】KADOKAWA トランスジェンダー書籍 刊行中止に 著者「活動家主導のキャンペーンに屈した」 2023/12/6
https://www.sankei.com/article/20231206-5BXTYLSGFJDTFMFSJSTWITYOCQ/