【外国免許切り替えまとめ】三郷市ひき逃げ・新名神逆走の真相…欠陥だらけの外免切替で事故多発!

外国人が母国の運転免許証を日本の免許に切り替える事が出来る「外国免許切り替え」がようやく問題視されるようになった。
取得者数は年々増え続けて令和6年の1年間で75,905人にまで増加、過去10年間で2.5倍にもなっているという。
※産経新聞の記事による
簡略化された外国免許切り替え
この「外免切替」、なんと
- 観光ビザの短期滞在で日本に住民票が無くても取得可能
- 手数料4600円
- 筆記試験そのものも◯×式の2択問題10問中7問で合格
という非常に安易なもので、旅行者でもホテルや知人・友人宅を住所にして簡単に切り替える事ができる。
試験もご丁寧に中国語など24言語で用意され、つまり日本語能力も問われない。日本の交通ルールが充分に理解されたのか不安になる。
2025年3月3日の衆院予算委員会で坂井学国家公安委員長も「学科試験は私が見ても簡易、安易なもの
」と答弁してしまうほどである。だったら「制度検討
」「100%の制度はない
」とか呑気に言ってないで早急に対策しろと思うが。
日本人でも運転免許を取得しようと思えば、30万近く払って1ヶ月教習所に通う必要があるのに、これは外国人優遇ともとれる。
顔写真付きで住所、生年月日が明記され、日本人は身分証としても使っている。外免切替でも実物は同じ免許証である。それをこうも易々と外国人に取得させるというのは身分証自体の信頼性の低下でもある。
中国国内のSNSで拡散
この緩々の制度に目を付けたのが中国人である。
彼らは日本の免許取得がいかに簡単かを中国国内のSNSで共有し、旅行ついでに、なんなら「外免切替ツアー」としてホテルを住所に易々と日本の運転免許を取得している。
中国は「道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」に加盟しておらずそのままでは締約国での運転が出来ない。
一方、日本はジュネーブ条約に加盟しており、日本の運転免許証があれば国際運転免許で加盟国百カ国近くの国々で運転する事ができるようになる。
しかも日本の身分証付きである。
これを狙っているのだ。
また、大阪では「民泊特区」での民泊経営のために中国から経営管理ビザで来日・移住し、通訳とともに試験を受ける例もあるという。何も観光客だけではない、移住者もこの恩恵に預かるのだ。
ちなみに、中国で外免切替しようとすると、自国での運転経歴証明書、違反・事故などの記録などの提出義務があるそうだ。
何故、せめて相互主義にしないのか?
中国の免許に日本がお墨付きを与える必要はない。
増加する「外免切替」外国人の交通事故
こうなれば当然、外国人による交通事故は激増する。
そのような報道が増えた実感もあるだろう。
5月14日、埼玉県三郷市で小学生4人が轢き逃げされた事件は中国籍のドライバー、5月18日の三重県の新名神高速道路の逆走・当て逃げ事件はペルー国籍のドライバー、このどちらもが外免切替だった事が既に報道されている。
繰り返し大きく報道されていたのでご記憶の方も多いだろう。
以下は産経新聞のXのポスト。
三郷ひき逃げ、逮捕の中国人男は「外免切替」 中国で免許取得、数年前に日本で切り替えhttps://t.co/fN3lTbs0zj
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 20, 2025
小学生4人が負傷したひき逃げ事件で逮捕された中国人の男が、母国の運転免許を日本の免許へ切り替えられる「外国免許切替(外免切替)」制度で免許を得ていたことが、わかった。
<独自>新名神逆走で逮捕のペルー人男も「外免切替」 相次ぐ重大事故 警察庁見直し検討 https://t.co/UG0088UQRO
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 20, 2025
逮捕されたペルー人の男が、母国の運転免許を日本の免許へ切り替えられる「外国免許切替(外免切替)」制度で免許を得ていたことが、捜査関係者の話で分かった。
2024年8月には山梨県富士河口湖町で、外免切替で免許を取得した中国籍女性がレンタカーで中国人観光客をはねて死亡させたという事故もあった。
経営管理ビザの取得のしやすさもあり移住者増が過去最高を記録しているが、外免切替の容易さも相まって今後こういった事件・事故が増え続けるだろう。
母国での感覚を日本に持ち込んだ乱暴な運転や一時停止無視、駐禁、当て逃げ、白タク、無保険、当てられても泣き寝入りの例がこのままだと急増すると思われる。
これで良い訳がない。
岸田政権時に外免切替簡略化の通達が発出された!?
元々、外国免許の切り替えは居住実態の確認や試験の厳格さにより、現在ほど容易ではなかった。
2023年11月の警察庁の通達により、住所確認や手続きが緩和されたとされ、これは岸田政権下での出来事とされている。特に、ホテルを住所として登録可能になった点や、試験の簡略化が問題視されているが、緩和された内容は公式発表で明らかにされていないようで確たる証拠は掴めない。
事実としては、公明党幹事長の西田まこと参議院議員が2023年9月にXで「外免切替の迅速化を求め、警察庁からも通達が発出された
」とポストしたというのがある。
このポストは今でも公開されているので、その目で確認してほしい。
外国の免許から日本免許への切り替えに、多大な時間を要していることから、その改善を求めていました。昨日、警察庁から通達が発出され、日本語が十分に理解できない申請者に手早く対応するため、自動翻訳機や音声翻訳アプリの導入や、手続きにかかる所要日数の公表など、改善策が促されています。
— 西田まこと(参議院議員/党幹事長) (@m_nishida) September 20, 2023
これがどの程度影響を与えたのか実態は不明だが、公明党自身は「国土交通相のポストを有する公明党が審査を簡単にしたというのはデマ」と発表しているが、西田議員が前述のポストをしたのは事実である。
- 【公明党公式サイト】外国運転免許切り替え 「公明が緩和」の事実ない 2025年3月29日
https://www.komei.or.jp/komeinews/p409308/
まとめ
「外国免許切り替え」制度のあまりにも緩い要件は、外国人による交通事故の急増を招き、公共の安全や日本の運転免許証の身分証明としての信頼性に深刻な懸念をもたらす。
自民党の河野太郎衆議院議員は「日本に住民票のない中国人が、来日して中国の運転免許証を日本の免許証に切り替えるのは今後認めないことを警察庁が明確にしました
」とXでポストしているが本当だろうか?
本当ならいつやるのか?
日本に住民票のない中国人が、来日して中国の運転免許証を日本の免許証に切り替えるのは今後認めないことを警察庁が明確にしました。ルールの適用が杜撰だったものについて、きっちりと法令が適用できるように目配りをしていきます。
— 河野太郎 (@konotarogomame) May 12, 2025
悠長な対応をしている暇はない。
エゴサーチして有権者をブロックして廻ってる場合じゃないぞ。
参考記事
- 【産経新聞】トラック運転手に外国人が増えた理由 「外国免許切替」は母国語で合格 2024/1/1
https://www.sankei.com/article/20240101-BX5DIWIDPNPPVIKUMF6T4SEMIM/ - 【産経新聞】外国免許切替「学科試験は私が見ても簡易、安易」と坂井国家公安委員長「制度の検討」言明 2025/3/6 https://www.sankei.com/article/20250306-V5PFELRARRHERMYYJPTM544BDQ/
- 【産経新聞】外国免許切替、過去最多7万6千人 昨年1年間の警察庁統計、10年で2・5倍 2025/5/13
https://www.sankei.com/article/20250513-ZBQTUMEMGBCBLPNFXZMVHXSJCA/ - 【警視庁】外国語により受験できる学科試験について 2024年7月22日
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/foreign_exam.html