毎日新聞「ごちゃごちゃ感が最高」と報道の難民・移民フェス、産経報道では外国人が区民に「神はあなたを殺す」

11月4日、東京都杉並区の柏の宮公園で難民・移民らを支援するイベント「難民・移民フェス」が、区の後援のもと開催された。主催者発表で4500人が参加し、民族料理等が振る舞われたそうだ。
ゲームや料理を通じて外国人と触れ合うイベントですね。
このイベントについての報道が、産経新聞と毎日新聞とでは全く異なる様相となっている。
毎日は「ごちゃごちゃ感が最高」という非常に好意的な紹介の仕方だったのに対し、産経によると外国人に区民が「神はあなたを殺す」と大声で脅されていたという。

毎日新聞の報道では、「さべつはゆるしません」という垂れ幕の写真とともに在日コリアンのキムチ作りワークショップ等を紹介。ほか、会場にはスリランカ、ペルー、ミャンマー、クルド、アフリカ等の人々が自国料理を紹介し、主催者が笑顔で「ごちゃごちゃ感が最高です」と語っていたという。

フェスのつもりで行って差別がどうのと言われたら驚くだろう。
全体的において移民・難民に非常に好意的な紹介の仕方で、実に毎日新聞新聞らしい記事だった。

一方で、産経新聞の報道。
参加者の杉並区民がナイジェリア人と「どこの国から来たのですか」と会話する流れの中で以下のようになったという。

杉並区民「どこの国から来たのですか」
外国人「ナイジェリアです」
杉並区民「どうやって日本に来たのですか」
外国人「飛行機に乗って来ました」
杉並区民「飛行機で来たのなら、パスポートは持っているのですね」
〜外国人激高〜
外国人「神は一人しかいない」「神はあなたを殺す」「神はあなたを殺す」「神はあなたを殺す」(大声で3回)

区民の女性は、普通に尋ねた事に対して激高され殺すと言われて怖かったと話している。
これは確かに怖い。
産経の表現では「暴言」とややマイルドだったが、これは「脅迫」ではないのか。外国人が日本人に脅迫する社会が現実のものとなってきている。
間に入った無所属区議に対しても、主催者側の男性らが区議を取り囲み「差別者は帰れ」と連呼されたという。区民によると、この男性らの方がもっと怖かったそうだ。

これは産経新聞独自入手の情報らしいが、毎日新聞はどこを見ていたのか。
何故こうも違うのか。
とにかく、我々はこんな「ごちゃごちゃ感」は求めていない。

参考記事

【産経新聞】＜独自＞「神はあなたを殺す」　杉並区後援の交流イベントで外国人が区民に暴言　2023/11/12
https://www.sankei.com/article/20231112-CMM6MYXDIFF7LD6U7K6ASHFPAY/
【毎日新聞】「ごちゃごちゃ感が最高」　東京・杉並で「難民・移民フェス」　2023/11/4
https://mainichi.jp/articles/20231104/k00/00m/040/101000c