立憲民主党の生方議員、拉致被害者「もう生きている人はいない」発言で抗議される
立憲民主党の生方幸夫(うぶかたゆきお)衆院議員が北朝鮮による拉致の被害者について「もう生きている人はいない」などと発言し、2021年10月11日、拉致被害者家族会と救う会が抗議声明を出すという報道がありました。
拉致被害者を冒涜し、被害者家族やその支援者だけでなく北朝鮮の蛮行に憤りを感じている多くの日本国民の感情を逆なでする重大な問題発言だと思います。
以下は産経新聞の記事からの引用です。
【産経新聞】「拉致被害者は生きていない」と立民・生方氏 家族会など抗議 2021/10/11 09:52
横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=について「横田さんが生きているとは誰も思っていない。自民党の議員も」とした上で、「拉致問題、拉致被害者は今、現在はいないと捉えられる、政治家は皆そう思っているということ」などと発言した。引用:https://www.sankei.com/article/20211011-PDZ6HDJ6HRNDTGFMIESBOL4VUI/
これを受けて、立憲民主党代表の枝野氏は「断じて許されない」と謝罪したそうです。
以下はそれを報じる読売新聞と産経新聞の記事です。
- 【読売新聞】立民・枝野代表、拉致被害者巡る生方議員の発言を謝罪…「断じて許されない」 2021/10/11 20:32
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211011-OYT1T50152/ - 【産経新聞】立民・枝野氏、生方氏の発言に「大変驚愕し激怒」 2021/10/11 18:07
https://www.sankei.com/article/20211011-4537SE3KUFPVVA5AB6QVQ6XE24/
なお、例によって朝日新聞と毎日新聞は、この枝野代表の「断じて許されない」の報道はありませんでした。
※2021年10月11日22時現在
「断じて許されない」と見出しに入れた記事を、朝日と毎日は何故書いてくれないのでしょうか。
発掘された生方議員の過去発言
生方議員は、過去に「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」などと発言して問題となった森・元首相に対しこのような批判をしています。
昨日の発言を受けて、てっきり辞任するのかと思っていたら、さにあらず。
自民党の辞書には責任を取るという文字がないよう。
誰も責任を取って議員を辞めようとはしない。
以下は2021年2月の生方氏本人のツイートです。
森元総理、昨日の発言を受けて、てっきり辞任するのかと思っていたら、さにあらず。自分の発言にどんな反応が起こるのか、想像もできない人が総理になったり、組織委員長になってしまうところに、世界とのズレを感じなければいけない。#立憲民主党 #生方幸夫 https://t.co/TKzfAy6ou3
— 生方幸夫 衆議院議員 立憲民主党 りっけん (@ubukatayukio66) February 4, 2021
森元総理、結局辞任せず。失言という”本音“を吐いても、撤回すればOK。自民党の辞書には責任を取るという文字がないよう。逮捕されても、嘘をついても、国民に自粛を強いていながら銀座で深夜まで飲んでも、誰も責任を取って議員を辞めようとはしない。頼りは有権者の判断だけ。#立憲民主党 #生方幸夫
— 生方幸夫 衆議院議員 立憲民主党 りっけん (@ubukatayukio66) February 5, 2021
これほどのブーメランはまれではないでしょうか。
これだけの事を言ってきたのですが、自身の進退はどうするつもりなのでしょう。
これまでも散々「身内に甘い」と批判されてきた立憲民主党ですが、今回も謝罪で終わらせるつもりでしょうか。
他人を責めてばかりの人間は、いつかそれが自分に返ってくると肝に銘じておきたいものですね。