「政治とカネ」問題追求で連立解消の公明党、斉藤代表自身も不記載議員だった!

「政治とカネ」問題追求で連立解消の公明党、斉藤代表自身も不記載議員だった!

2025年10月10日、自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表が会談。
会談後、高市総裁は、一方的に連立政権の離脱を伝えられたと述べた。

自公連立は1999年から2025年まで、約26年間続いたが、長期の協力関係に終止符が打たれる事になった。

連立離脱の理由として、斉藤代表は裏金問題や企業団体献金、つまり「政治とカネ」への対応が不十分だ、という主張をしている。
メディアでもそう語っていたし、公明党の公式サイトでもそのように何度も記載されている。

  • 【公明党】政治とカネ 今こそ政治の信頼回復を 2025年10月10日
    https://www.komei.or.jp/komeinews/p454776/
  • 【FNN】“政治とカネ”で溝埋まらず自公連立解消…26年の協力に幕 首相指名選挙は野党3党の動向がカギに 2025年10月11日
    https://www.fnn.jp/articles/-/944208

しかし、その後斉藤代表は朝日新聞のインタビューに対し「石破政権だったら離脱なかった」と語っている。つまり裏を返すと「高市総裁になったから」であり、この辺りが本音だろう。
言う事がコロコロ変わっている。

自らも「不記載議員」だった斉藤代表

さて、公明党側が挙げた自民党の「政治とカネ」。
自民党議員の一部が政治資金収支報告書に記載漏れがあったり、パーティー収入を記載していなかったとされる問題である。
連立解消の理由としていたが、何とその斉藤代表自身も何度も記載漏れをやらかしているのだ。

時系列順にあげてみよう。

  • 2020年12月14日
    斉藤代表の資金管理団体が、2018年、2019年に東京都内の政治団体から受けた寄付計100万の記載漏れ。
  • 2021年11月5日
    有価証券の金銭信託1億379万円や株式5銘柄3200株などの記載漏れ。
  • 2022 年11月29日
    事務所賃料計約90万円を受け取ったが、2021年の報告書に記載漏れ。
  • 2022年12月2日
    
2021年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に添付した領収書のうち、約20枚(計約5万円)について不記載。

このように、合計一億円以上の記載漏れが発覚している。
ただの記載漏れ、ただのミスではないか?
いやいや、なんの、これらを斉藤代表は自民議員に対して厳しく追求してきた立場なのだ。それを自らはこの通りの実態である。
よくもまあ他人に対してあれほどの批判を重ねてきたものだ。

そして、これらの矛盾を一切指摘しない大手メディア。
一蓮托生の創価学会なのか。マスコミの信頼性などあったものか。
お里が知れたものである。

参考記事

  • 【中国新聞】公明斉藤副代表、寄付100万円記載せず 収支報告書訂正 2020/12/14
    https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/54159
  • 【日経新聞】斉藤国交相が資産訂正 相続の有価証券、記載漏れ 2021年11月5日
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA053TU0V01C21A1000000/
  • 【朝日新聞】「事務上のミス、深く反省」斉藤国交相が謝罪 収支報告書の不記載で 2022/11/29
    https://www.asahi.com/sp/articles/ASQCY3K11QCYULFA006.html
  • 【朝日新聞】斉藤国交相、宛名など不記載の領収書20枚計5万円分 昨年の衆院選 2022/12/2
    https://www.asahi.com/sp/articles/ASQD24663QD2UTIL017.html

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