メディア「ハリス敗因ガラスの天井あったから」「高市の敗因ガラスの天井関係ない」ダブスタを許すな
トランプ圧勝で終わった2024年11月のアメリカ大統領選挙。
当初から女性初か、返り咲きかで話題になっていたが、ここへきて左派メディアは、ハリス氏の敗因は「ガラスの天井」だったと主張し始めている。
「ガラスの天井(ガラスのてんじょう)」とは、社会や職場において、特定の性別や人種、民族などの理由で人々が上の地位やポジションに進出するのを妨げる目に見えない障壁の事である。
この表現は、特に女性が職場で管理職やリーダーシップの役割に昇進するのを阻まれる状況を説明する際に使われることが多い。
大手メディア、つまりほとんどが左派だが、彼らは「ハリスが女性だったから負けた、差別だ」と言っている訳である。
しかし一方で、2024年9月に実施された自民党総裁選の時はどうだったか?
高市早苗議員が石破茂議員に負けた敗因は「ガラスの天井は関係ない」と報道されていたのである。
これほどのダブルスタンダードがあるだろうか。
カマラ・ハリス氏敗因についての報道
まずは、ハリス氏についてどのような報道があったかいくつかあげてみよう。
テレビ東京「WBS」に出演した池上彰氏はこう言っている。
「なかなか表立っては言わないけれど、女性にとってのガラスの壁、天井というのがあったのかな」
【スポニチ】池上彰氏 米大統領選で「表立っては言わない」ハリス氏の敗因指摘「軍の最高指揮官としてどうかと…」 2024年11月06日
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/06/kiji/20241106s00041000342000c.html
差別があった、という訳だ。
日本テレビ系「ミヤネ屋」でも明大教授が次のように発言している。
【日刊スポーツ】「自分が差別者だと思われたくないので、隠れトランプとなり、黒人女性に国のトップになってもらいたくないと思っている白人男性がどのくらい投票したのか」
トランプ氏が勝つと「アメリカの司法も民主主義も弱体化するかも」明大教授が「ミヤネ屋」で言及 11/6
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0177d8393767440b16172eeb7e3835e0f42f08e
黒人でなおかつ女性だから、トランプに票を入れたと。
こちらも女性差別、つまりガラスの天井があったと言っている。
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」でもコメンテーターの玉川徹氏が同様の発言をしている。
テレビだけでなく、新聞もだった。
代表として朝日新聞をあげてみよう。
「ハリス ガラスの天井 朝日新聞」でGoogle検索にかけた結果を見るのが分かりやすいだろう。
以下、11月8日午前7:30時点の検索結果のスクリーンショットを見てみよう。
ご覧のように、ガラスの天井があったという記事を何度も繰り返し掲載している。
高市早苗議員の敗因についての報道は?
自民党総裁選の時はどうだったか。
女性初の首相に選ばれなかった高市早苗議員の敗因を「ガラスの天井」と関連づけた大手紙朝刊の報道は無かった。
いや、むしろ「ガラスの天井はなかった」と主張していた。
こちらも朝日新聞に登場してもらおう。
以下は同じく11月8日午前7:30時点の検索結果のスクリーンショットである。
朝日新聞はもう明確に「ガラスの天井は関係ない
」と書いているのである。
リベラルなハリスの時は女性差別があった、右派で朝日にとって政敵の高市早苗の時には女性差別は無かった、と言う訳だ。
これほどの自己矛盾、ダブルスタンダードは無いだろう。
他にも高市議員に関してはTBS「サンデーモーニング」出演の田中優子前法大総長が「高市氏は安倍氏の女装。中は男でしょ
」という女性差別発言もあった。
また、報道ではないが淑徳大学大学院客員教授で慶應義塾大学名誉教授の金子勝(かねこまさる)氏は高市議員について10月21日にXでこのような差別発言をしている。
現在この投稿は削除されていたのでスクリーンショットを貼っておいた。
文字で引用するのもはばかられるようなトンデモ発言である。
とにかく、これがメディアの実態である。
「印象操作」報道を賢く見破っていこう。
参考記事
- 【産経新聞】米大統領選ハリス氏の敗因は「ガラスの天井」、高市氏総裁選では言及せず 日本メディア 2024/11/8
https://www.sankei.com/article/20241108-DGSJ7LTOG5IUJCNYBTOBJUJBUQ/