アメリカ大統領選でトランプ優勢を「接戦」と報道するマスコミ
日本時間で2024年11月6日の朝から開票が始まったアメリカ大統領選挙。
開票前の選挙期間中は、日米の報道によるとハリスとトランプは大接戦だと言われていたが、日本時間午後の開票後にはトランプ優勢の情報が出はじめた。
結果は民主党226対共和党295でトランプの圧勝である。
この、トランプ優勢の状態で日本のメディアは「接戦」と報じ続けた。
例えば、日テレNEWS NNNの15時22分時点の報道を見てみよう。
記事のタイトルでは「歴史的大接戦…勝敗はどちらに?
」とあるが、記事の中の動画では開票状況の棒グラフがあり、それぞれ青は民主党・ハリス氏187、赤は共和党・トランプ氏246となっている。
- 【日本テレビ】【解説】アメリカ大統領選 歴史的大接戦…勝敗はどちらに?(6日午後3時現在) 2024年11月6日
https://news.ntv.co.jp/category/international/557c1d89aabf412793ecf3fed1330b49
ハリス187、トランプ246が接戦なのか?
ほぼほぼ、トランプ勝利に向けて突き進んでいるように見えるが。
この優勢、または圧勝を「接戦」と報道する傾向は報道各社で多く見られた。
次の例としては時事通信の記事をあげておこう。
16時06分時点で民主党ハリス氏194、共和党トランプ氏243となっているが記事タイトルでは「米大統領選、接戦続く
」となっている。
- 【時事通信】トランプ氏、激戦2州制す 米大統領選、接戦続く―ラストベルト3州焦点 2024年11月06日
https://www.jiji.com/sp/article?k=2024110600785&g=int
何故このようなインチキな報道が罷り通っているのか?
ひとつには、日本のマスコミはアメリカの報道の追従ばかりだから、というのがあるかもしれない。
戦争、紛争、政治的なニュースでは、いつも対米追従型の報道が目立っていたからだ。
今回もアメリカ国内の報道で、反トランプ的な報道がいくつもあったようだ。
これの受け売りだったという可能性である。
もうひとつが、ここからは私の想像だが「トランプは不法入国者、不法移民に厳しい態度をとっている。日本にも事実上の移民問題があるが、トランプのような主張が日本で広まるのは避けたい」と左派メディアは考え、「トランプ優勢」の事実を認めたくない、となった結果ではなかったのか?
気に入らないやつの優勢は認めたくない、という事だが。
実際、トランプ勝利確定の際のテレビ報道番組では、お通夜のような雰囲気になっていたそうだ。
いずれにしても、日本のマスコミは仕事をしていない。
偏向報道が罷り通っている事実をもっと知らしめたい。