日本記者クラブ主催の自民党総裁選・公開討論会で「高市外し」か?
2021年9月18日、日本記者クラブ主催で自民党総裁選の公開討論会が行われました。
この討論会は第1部「候補者同士の質問」、第2部「代表記者の質問」という構成でしたが、この第2部の記者からの質問で河野氏、岸田氏のみに質問が集中し、高市氏、野田氏はスルーされるという事態があったようです。
一時は、露骨な「高市外し」だとしてツイッターのトレンドにも上がっていました。
産経新聞、時事通信と、いくつかのスポーツ新聞でこの件がとりあげられています。
以下はデイリースポーツの記事の引用です。
【デイリースポーツ online】安倍前首相 荒れた「高市外し」騒動を揶揄「見識無き質問者まで出る始末(笑)」 2021.09.19
質問側から「さきほどから河野さんと岸田さんにばかり質問がいって、高市さん、野田さんには大変申し訳ありません。違いをくっきりさせるためにお聞きしてます」と説明が入る一幕もあった。
ネット上は「高市外し」「公平な発言機会を」との投稿が相次ぎ、荒れた。引用:https://www.daily.co.jp/gossip/2021/09/19/0014691511.shtml
デイリースポーツの記事で言及されている安倍前首相のツイートはこちら。
昨日の討論会に於ける、高市早苗候補の冷静で的確な応答振りを賞賛する声が多数寄せられています。彼女の外交安全保障に於ける見識を示されたら困るのか、彼女をスルーする見識無き質問者まで出る始末(笑)。
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) September 19, 2021
私の新しい2連ポスターです。 pic.twitter.com/ypxY1UrcLB
ジャーナリストの門田隆将氏によると、この質問者は朝日新聞と毎日新聞の記者だったそうです。
以下は門田氏のツイート。
代表質問者の朝日 坪井ゆづる氏と毎日 佐藤千矢子氏は中国、韓国、憲法という重要問題で河野太郎氏と岸田文雄氏だけに質問し、高市早苗氏に発言させない手法を用いた。個人の思想信条で特定候補が不利にされた前代未聞の出来事。総裁選の歴史に刻まれた不祥事で当然、次の同クラブ討論会は白紙だろう。 https://t.co/Erfb1Wu6tY
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 18, 2021
高市氏は2016年に放送法違反があればテレビ局に対して電波停止命令を出す事を是認する発言をしていたり、日頃からも右派扱いされる等、マスコミ・メディアからは特に目の敵にされているという見方もあり、露骨な高市外しなのでは?という指摘がなされたものだと思われます。
質問者が朝日新聞と毎日新聞の記者だったというのも、その説を裏付けているようにも思えませんか。
参考までに以下に関連の記事を紹介しておきおます。
- 【テレ朝news】第2部「代表記者の質問」 2021/09/18
該当箇所は56分10秒あたりから
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000229358.html - 【青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road】総裁選の日本記者クラブ討論会、ぼくも異様なものを感じました ただしもはや常態です 2021-09-18
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=3214 - 【産経新聞】総裁選討論会観戦記 聞きたかった外交・安保 阿比留瑠比 2021/9/18
https://www.sankei.com/article/20210918-KNSABVJEWZJLJM6SJSN6R2CMR4/ - 【時事ドットコム】安倍前首相、討論会質問者「見識ない」 高市氏スルーを批判―自民党総裁選 2021年09月19日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091900291