立憲民主党原口議員、ナザレンコ・アンドリー氏をCIAのエージェントとする動画を公開して抗議される
立憲民主党の原口一博議員がまた根拠の無い陰謀論をばら撒き、とうとうスポーツ紙にも載ってしまった。
今回、原口議員は自らのYouTubeで、日本在住のウクライナ人で政治・外交評論家のナザレンコ・アンドリー氏を「CIAのエージェント」「工作員」だとする動画を流し、アンドリー氏本人から「無根拠な嘘かつ名誉毀損。直ちに証拠を出すか、撤回を求める」と抗議された。
当該動画は私も内容を確認したが、動画の中で「ドラさん」と呼ばれる人物がナザレンコ氏について「ウクライナ人のCIAエージェントです」「工作員です」と発言、原口議員は「そうなんですね」などと返している。
抗議されるのは当然だろう。一体どんな証拠があってこんな動画を公開したのか。
ナザレンコ氏の抗議のTwitter(X)投稿はこちら。
立憲民主党所属の原口 一博衆議院議員のYoutubeにおいて、3:55から「ナザレンコ•アンドリーはウクライナ人のCIAエージェント。日本で一定の工作活動を、CIAから金貰ってやっている人」というデマ発言があった。無根拠な嘘かつ名誉毀損。直ちに証拠を出すか、撤回を求めるhttps://t.co/Ssbf7asKHw
— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) May 1, 2024
なお、その後に証拠の提示はもちろん撤回も謝罪もなく、当該動画からその部分がこっそりと削除されたようだ。
いま見ても無くなっている。
2013年、海上自衛隊の護衛艦が中国海軍艦にレーダー照射された事件の際には「Google Earthで日本の艦船の位置が分かる」と発言しておおいに失笑を買っていたが、これなどは自分が恥をかくだけなので害は無いものの、今回の件は政治家による一般人への攻撃であり、訳が違う。
また、近年は陰謀論に傾倒し露骨な親露派となっている様子で、2023年にはウクライナ政府を「ネオナチ政権」と呼んで在日ウクライナ大使館に抗議され、国際問題に発展していた。
ちなみにこの時は、立憲民主党の岡田克也幹事長に口頭で注意されていたが。
ナザレンコ氏は48時間後に立憲民主党本部に問い合わせる、としており、行く末を見守りたい。
参考記事
- 【日刊スポーツ】「CIAエージェント」名指し、原口一博議員の動画に在日ウクライナ人が「デマ」証拠か撤回要求 2024年5月1
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202405010000620.html