陸自候補生の銃発砲事件で事件そのものより「病院が予定の手術遅らせ対応」と報道する毎日新聞…自衛隊たたきか?

陸自候補生の銃発砲事件で事件そのものより「病院が予定の手術遅らせ対応」と報道する毎日新聞…自衛隊たたきか?

6月14日、岐阜市にある陸上自衛隊「日野基本射撃場」で実弾射撃訓練中に自衛官候補生の18歳男性が「89式5.56ミリ小銃」を指導役の陸曹3人に向けて発射し、2人が死亡、1人が負傷するという事件が起きた。
当日は、新隊員教育のための実弾射撃訓練が行われていた。
NHKの報道によると、連射したのではなく一発ずつ計4発撃ったという事だが、それでも至近距離で胸や脇腹を撃たれたらひとたまりもないだろう。
14日はマスコミ各社が一斉に報道していたが、その中でひときわ異様な内容だったのが毎日新聞だ。

事件そのものより病院で予定の手術を遅らせた事を主体に報道

撃たれた隊員3人は当然病院に搬送され処置を施された訳だが、毎日新聞の報道によると急患だったので予定されていた他の手術の開始時刻を遅らせたのだという。
それがどうしたという話なのだが、毎日新聞の記事ではまるで「自衛隊員の手術を優先させて一般人の手術を遅らせた事件があった」かのような書き様なのだ。
見出しも本文も事件そのものより予定の手術を遅らせた事を主体にしている。
冒頭の書き出しこそ自動小銃の発射事件なのだが、それに続くセンテンスが病院で予定されていた手術の開始時刻の遅れの内容となっており、むしろこちらの文章・テキスト量の方が多い。
これだと主従関係が逆だろう。手術を予定していた男性の家族にまでインタビューし、その人物の発言内容までご丁寧に記されている。

  • 【毎日新聞】自衛官3人が搬送された病院、予定の手術遅らせ対応 2023/6/14
    https://mainichi.jp/articles/20230614/k00/00m/040/075000c

急患があればトリアージされて、より重症の患者を優先させるのは当たり前だろう。それをわざわざ「予定の手術遅らせ対応」とやるのは自衛隊たたき、自衛隊バッシングの一環としか思えない。
また、職業差別でもある。
自衛隊に対するネガティブイメージの植え付け・印象操作の一種だろう。
こんな記者、新聞社をも黙って文句も言わず守ってやらないといけない自衛隊が気の毒だ。

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参考記事

  • 【NHK】陸自射撃場発砲事件 逮捕の候補生 連射ではなく1発ずつ4発発射 2023年6月15日
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230614/k10014098731000.html

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