2024.01.28
作業員の感電・重症事故で『新幹線ストップで涙の家族「TDL行けない…」』と命を軽んじるタイトルをつけるテレ朝news

さいたま市内で架線トラブルで新幹線が緊急停止し、復旧作業にあたっていた作業員が感電し大火傷を負った事故でテレ朝newsが『「人が燃えている」復旧作業で感電事故も 新幹線ストップで涙の家族「TDL行けない…」』と命よりも女児の涙を重視するような記事タイトルをつけていた。
50代作業男性の命と、東京ディズニーランドに行けない子供の涙とを同じタイトル内に並べるテレ朝newsの感性は異常だと感じたのでここに記しておこう。
- 【テレ朝news】「人が燃えている」復旧作業で感電事故も 新幹線ストップで涙の家族「TDL行けない…」 2024/01/24
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000333981.html
事故の詳細は以下のようになっている。
さいたま市内で北陸新幹線が緊急停止
1月23日、さいたま市内で架線トラブルによる停電のため北陸新幹線が緊急停止。
復旧作業の準備にあたっていたJR東日本の協力会社の作業員男性が垂れ下がった架線に触れて感電、全身大火傷の重症を負ってしまった。
新幹線の架線の電流は2万5千ボルトもあり、触れた瞬間にドーンと周辺一帯に爆発音のような大きな音が鳴り響いたそうだ。
身体には火がつき作業着は焼け落ち、男性が倒れ込んだ枕木が真っ黒に焦げるほどだったという。
二次被害の原因はまだ報道されていないようだが、現場の安全確認が不十分だったのだろう。
協力会社の被害男性があまりに気の毒である。
この事故の報道で、冒頭に書いたようにテレ朝newsが『「人が燃えている」復旧作業で感電事故も 新幹線ストップで涙の家族「TDL行けない…」』という記事タイトルをつけているのである。
わざわざそれをタイトルに書くかね。
テレ朝newsは作業員50代男性より、東京ディズニーランドに行けない子供の涙なんである。
命がけの仕事と比べてはいけない。
テレ朝社員はそんな事も分からないようだ。