「選手が人権問題について発言すると処罰の対象」となる北京五輪と、それを報道しない日本の大新聞

2022年2月の北京五輪ですが、新疆ウイグル自治区等での人権問題が世界的な批判を呼んでいる中での開催であり、中国は統制を強めています。
2022年1月に入ってからの海外メディアでの報道によると、「選手が人権問題について発言すると処罰の対象」であると北京冬季五輪組織委員会が警告しているそうです。

中国には人権意識や言論の自由が無い事がよく分かる事例ですね。
平和の祭典のはずが抑圧の祭典となっています。東京オリンピック開催の際にはあれほど連日連夜、反対していたマスコミや野党は、何故このような人権侵害国家のオリンピック開催に嫌味のひとつでも言ってやらないのでしょうか。

以下に海外メディアの記事をいくつかピックアップしてみます。

【BBC】【北京冬季五輪】選手が人権問題で発言なら処罰も　組織委が警告　2022年1月20日
https://www.bbc.com/japanese/60063866
【ニューズウィーク】人権問題の発言「五輪精神や中国規則への違反は処罰」大会関係者が見解　2022年1月19日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/01/post-97888.php
【ロイター】五輪精神や中国規則への違反は処罰の対象、北京大会関係者が見解　2022年1月19日
https://jp.reuters.com/article/olympics-2022-punishment-idJPKBN2JT0OP
【中央日報】北京五輪参加選手、人権問題を公開的に取り上げた場合は処罰へ　2022.01.20
https://japanese.joins.com/JArticle/286935?servcode=600§code=670

欧米メディアだけでなく、韓国のメディアでもとりあげられています。

ところが、この問題をとりあげるのが日本では大手新聞社では日経新聞ぐらいで、

【日経新聞】中国、五輪でも統制色　組織委、選手発言をけん制　2022年1月21日
「五輪の精神に反した行動や発言、特に中国の法律や規定に違反するものは処罰の対象となる」

引用：https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM20A350Q2A120C2000000/

四大紙では読売新聞、毎日新聞、産経新聞は記事が無く、朝日新聞はかろうじて記事そのものはあるものの中身はロイター配信そのままを垂れ流すだけのやる気がない記事のみです。

以下は朝日新聞のウェブサイトの記事ですが、見出しもロイターそのままですね。