安倍元首相を題材にした映画「妖怪の孫」はヘイトでは?試写会でニコニコ顔の東京新聞記者

第56代内閣総理大臣・岸信介の孫、安倍晋三元総理を題材にした映画「妖怪の孫」とやらの上映会があったそうだ。いや、しかし、「妖怪の孫」って…。
いくら岸信介のあだ名の一つに「昭和の妖怪」というものがあったからって、その孫でしかも暗殺者の凶弾に斃れた安倍元首相を妖怪の孫呼ばわりするのは、いじめ同然だ。「あの子の家は、○○だから…」というやつである。
これはもうヘイトスピーチではないのか。
しかもこの上映会(試写会)、「サクラが見る会」というそうだ。当てつけにしても、どこまでも嫌味である。死人に鞭打つのは大陸の風習だと聞いていたのだが…
安倍元首相のポスター前でニコニコ顔の東京新聞記者
この上映会は、Choose Life Project(チューズライフプロジェクト/CLP)というインターネットメディア・映像プロジェクト団体がツイッターで告知していた。そのツイートでは、映画ポスター前で東京新聞記者の望月衣塑子(もちづきいそこ)氏がニコニコしている写真が掲載されていた。死人に口なし、安倍元首相には反論の機会さえ与えられない。
しかも、岸信介をA級戦犯だと書いているが、彼は被疑者として収監されはしたものの、その後不起訴で釈放されているので間違った情報です。デマ拡散、ダメ。絶対。
当該ツイートは下記です。
映画『妖怪の孫』上映会が開催されました。
— Choose Life Project (@ChooselifePj) February 24, 2023
A級戦犯となりながら首相の座にまで上り詰めた”昭和の妖怪”岸信介その孫・安倍晋三に多角的に斬り込んだドキュメンタリー。
なぜ、”安倍政治”は行われたか。そして、なぜ今も続くのか。
▶︎3月17日(金)より新宿ピカデリー他全国公開#妖怪の孫 pic.twitter.com/4UzyFHmXzk
この映画の企画者は河村光庸という人物で、望月記者の著作を原案にした映画「新聞記者」の企画・製作者でもある。
つまり、Choose Life Projectと製作者、望月記者らが一体となって宣伝・告知をしている訳だ。(河村氏は既に亡くなっているようだが…)
何となく、日本赤軍元メンバーが製作した安倍元首相暗殺事件の映画の事を思い出す。あれも朝日新聞や毎日新聞等の左派メディアが一丸となって褒め称えていたっけ。朝日なぞは、暗殺者の事を暴君・織田信長を討ち取った明智光秀になぞらえて褒め称えていたっけ。
立憲民主党がChoose Life Projectに資金援助をしていた!
このChoose Life Project、2020年3月から約半年間、立憲民主党から資金援助を受けていたという事が判明している。
- 【NHK放送文化研究所】ネットメディアの「Choose Life Project」,立憲民主党から資金提供受ける 放送研究と調査 2022年3月号
https://www.nhk.or.jp/bunken/book/monthly/index.html?p=202203
当時、野党やマスメディアに対して批判的な投稿をしていたツイッターの「Dappi」というアカウントの発信元が、自民党と取引のあった企業だったという事で大変に叩かれていた。このCLPもどれぐらい叩かれるかとウォッチしていたが、野党にもマスコミにもほとんど騒がれないまま終息。
結局メディアのダブルスタンダードぶりを見ただけで終わってしまった。
しかし、東京新聞〜望月記者〜CLP〜立憲民主党まで一本の線で繋がったのは確かだ。
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