旭川医大に無断侵入で逮捕された北海道新聞の記者を擁護する事で露になった、記者・ジャーナリスト達の特権意識

旭川医大に無断侵入で逮捕された北海道新聞の記者を擁護する事で露になった、記者・ジャーナリスト達の特権意識

2021年6月22日、北海道新聞の記者が旭川医大の建造物に無断侵入し、逮捕されたとのニュースがありました。
この無断侵入して逮捕された記者を擁護するジャーナリストや記者達、メディア側の特権意識の異常さが浮き彫りになった象徴的な事件でした。

さらに肝心の北海道新聞の社内調査報告記事はweb会員限定の記事で会員でないと読めず、検索エンジンにも検索されない状態となっていた事も批判を呼んでいます。
身内から逮捕者が出たのですから、報道機関としては会員限定の報告・説明記事とせず、広く知らしめるべきだったでしょう。

次に紹介する朝日新聞の記事は北海道新聞の説明をうまくまとめており、逮捕に至った状況がよく分かります。
引用してみます。

【朝日新聞】記者逮捕 北海道新聞が検証記事「記者教育など問題」 2021/7/7
キャップは大学の文書にあった入構禁止の要請を見逃しており、「これまでも入構禁止だったが、慣例的に立ち入っていたため入らせた」「経験を積ませたかった」と説明したという。
〜中略〜
4階に行った記者は、会議室ドアの隙間にスマホを近づけて会議内容を録音。同社は取材での無断録音を原則認めていないが、先輩の体験談から記者は自分の判断で行ったという。

引用:https://www.asahi.com/sp/articles/ASP77440FP77IIPE001.html

記者は、出てきた職員にすぐに見つかり、身分を明かさずに後ずさりするような行動をして、職員に取り押さえられた(常人逮捕)。社名などを明かしたのは警察官が駆けつけた後だった。記者はキャップや別の記者から、校舎内で身分を聞かれた際は、はぐらかすよう言われていたという。

入構禁止の場所に勝手に立ち入り四階まで上がり、スマホで無断録音までしていたのですから職員に取り押さえられるのも当然でしょう。

  • これまでも入構禁止だったが、慣例的に立ち入っていたため入らせた
  • 同社は取材での無断録音を原則認めていないが、先輩の体験談から記者は自分の判断で行った
  • 校舎内で身分を聞かれた際は、はぐらかすよう言われていた

というのですから、呆れてしまいます。
社内教育を抜本的に改めるべきではないですか。
これがマスメディア以外の他業種の不祥事であれば執拗な追及をしていたのではないでしょうか。

記者の特権意識を露わにする者たち

以下に、特に目についた記者達の反応を見てみたいと思います。

メディアで働く女性ネット

【毎日新聞】道新記者逮捕は「行き過ぎ」 メディアで働く女性ネットが抗議声明 2021/6/28
「報道機関による取材・報道の自由に抵触し、取材活動に萎縮効果をもたらしかねない重大な問題をはらんでいる」
〜中略〜
「逮捕は明らかに行き過ぎた措置だった」

引用:https://mainichi.jp/articles/20210628/k00/00m/040/276000c

要するに彼女らは、報道の自由の名の下にこれぐらいの罪は見逃せ、ないしはそもそも罪ですらない、と言っている訳です。
一体何を勘違いしているのか。
これぞ特権意識そのものです。

朝日新聞記者の南彰氏

「コントロールされない」ということが大切な仕事です、だそうである。
この文脈では「法律にすらコントロールされない」かのように読めるが、勘違いしてもらっては困る。
記者であろうが法を犯せば罰せられる。逮捕される。当たり前の話である。

元・読売新聞記者で現・BuzzFeed Japan(元朝日新聞デジタル編集部の人間が創刊編集長)編集者の岩永直子氏

こんな取材は読売新聞社時代に何度もやってきたけれど、相手も織り込み済みで何か言われたことはない。もちろん逮捕されることもない。

だそうだが、これでは過去の不法行為を告白しているだけではないか?
逮捕されなかったのは単に見逃してくれただけであろう。
これを当然の権利のように考えるのが特権意識だというんである。

元毎日新聞記者のToshiki Miyazaki氏

逮捕はやり過ぎではないか。
→何かと物騒なこのご時世、無断侵入して身分をはぐらかす人物がいれば常人逮捕もやむを得ないだろう。

取材自体は公益性のある行為なわけで、これは「正当が理由がないのに」という建造物侵入罪の構成要件を満たさないのでは? ※原文ママ
→「メディアで働く女性ネット」なるグループと同じ主張である。 報道の自由の名の下にこれぐらいの罪は見逃せ、ないしはそもそも罪ですらない、と言っている訳だ。
これも特権意識の発露だろう。

しかも逮捕されたのは22歳。
→年齢は関係無い。

新人記者で上司の指示の元に動いたと推察できる。
→それならば上司も何らかの罪に問うか、処分の対象にすべきだ。

道新の対応も問われるぞ。
→北海道新聞は自ら「記者教育など問題」と認めている。誰が何をどう問うというのか。以下は朝日新聞の記事である。

ワンセンテンス事に突っ込みを入れられる名文であった。

北海道新聞の調査報告記事について

毎日新聞もたまには良い記事を書くようです。
以下に紹介しておきます。

【毎日新聞】北海道新聞は「調査報告の体をなしていない」元記者の識者が批判 2021/7/7
権力を監視する役割のためなら何をやってもいいというわけではありません。当たり前のことです。

引用:https://mainichi.jp/articles/20210707/k00/00m/040/298000c

その通りです。なんだ、毎日新聞も書こうと思えば書けるじゃないか。
…と、油断してはいけない。
「権力を監視する我々は絶対的正義である」と思い上がっている「権力を監視する」と自称する者たちこそ、監視すべきだと思う。

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