新型コロナワクチン接種について「“1回目”接種終えたのにクラスター発生」とミスリードを誘うTBS NEWS

新型コロナワクチンに関するマスコミの報道は相変わらず酷いものがあります。
先日、2021年6月15日のTBS NEWSで【速報】として「1回目の接種を終えたのに高齢者施設でクラスターが発生した」という報道がありました。
まずはその記事の引用です。
【TBS NEWS】【速報】“1回目”接種終えたのに 静岡・高齢者施設でクラスター発生 2021年6月15日
静岡市は、1回目のワクチン接種を済ませた高齢者が入居するグループホームでクラスターが発生したと発表しました。引用:https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4292597.html
新型コロナワクチンで充分な免疫ができるのは2回目の接種以降
しかし、新型コロナワクチンで充分な免疫ができるのは2回目の接種以降ですし、ファイザー社製のワクチンは2回接種が前提で承認されています。
1回の接種だけだと感染・発症のリスクがあるのは当たり前の話です。
以下は厚生労働省のページから引用してみましょう。
【厚生労働省】ファイザー社の新型コロナワクチンについて
本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html
ファイザー製ワクチンだけでなく、モデルナ社製ワクチンも同様です。
【厚生労働省】武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについて
本ワクチンの接種で十分な免疫が確認されるのは、2回目の接種を受けてから14日以降です。引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_moderna.html
TBS社員がこの事実を知らないはずもなく、そのうえで「“1回目”接種終えたのにクラスター発生」という見出しを付けるという事は、ワクチンに対し不安を抱かせたり、ワクチン不要論に誘導させるためにわざとやっているのでしょうか。
知らなかったというのなら、メディアの中に居ながら勉強不足過ぎで、それはそれで問題です。
TBSは、反ワクチンを煽って社会不安を醸成するのが目的なのか、などと勘繰ってしまいます。